2017年6月14日(水) 晴れ

今回は「ジベレリン処理」と呼ばれる工程についてお届けします。

普段食べるぶどうには「種あり」と「種なし」があります。品種の違いでしょうか?でも同じ種類のぶどうにも、種ありと種ありがありますね。この違いは何だと思いますか?

それは実が大きくなる前に、房を「ジベレリン」というホルモン剤につけるかどうかによって変わります。この工程はルビーロマンに限らず、種なしのぶどうをつくるときに一般的に行われているものです。

では、どれくらいの段階でこのジベレリン処理を行うのでしょうか。前回花穂成形が行われた房は順調に成長し、少しではありますがぶどうの実のような形をしてきました。

花が咲き終わって、まだ実が成長し始める前のこの段階でジベレリン処理を行います。

そのジベレリン処理はどういうことをするかというと……

このような房がすっぽりと入るくらいの大きさの容器を使って、なんと一房一房すべてを容器に漬けて処理を行っていきます。一房一房処理するのはルビーロマンに限らず他のぶどうでも同じですが、とても気の遠くなるお話ですね。話を聞いたときに思わず畑を見渡してしまいました。

この敷地にある房すべてをジベレリン溶液に漬けるのですが、人間と違って植物の成長は待ってはくれません。その時が訪れたら短い期間にすべてを処理しなければなりません。そう思うと一つ一つの作業は簡単に見えても、数が積み重なって大変な重労働となります。

種なしのぶどうというのは、こうやって生産者の方々が一房一房丁寧に処理を行ってできあがるとわかると、ちょっとぶどうを見る目が変わりますね。

寒さのせいかやや遅れ気味ではあるものの、現在のところ天候にも恵まれて順調に育っているルビーロマン。収穫はまだまだ先ですが楽しみですね。