2017年5月25日(木) 雨のち晴

今回は前回の内容とと重なりますが、花穂整形の作業についてお送りします。

花穂整形とは最終的にぶどうの房となる部分以外の花蕾(からい。はな と つぼみ)を切り落とす作業です。形を整えるのはもちろん、栄養を房となる部分に集中させる役目もあります。

こちらが花穂整形前の様子です。

さて、こちらの花や蕾はどこまで切り落とされるのでしょうか。枝の先以外は落とされそうなのは想像できますが、実際に作業が終わった様子を見てみると……

なんと、1本を残して周りの枝全てが切り落とされてしまいました。しかも残された1本も先端数cmを残して全ての花蕾が落とされてしまいました。

わかっているつもりでも、実際に目にすると「こんなにも」と思わずにはいられません。そしてこの作業はもちろん、一つずつ手作業で行われています。どの枝を落とし、どの枝を残すかは生産者の判断によります。

昨年、大きく育った段階の房を容赦なく切り落としている様子を見て、なんと厳しい生存競争なのだろうと思いましたが、こんなにも初期の段階から既に競争は始まっていたのですね。

前回、枝は太陽の光を求めてか上へ上へと伸びていくのを柱に留めていくというお話をしました。

じつはこの作業にはもう一つの意味があって、きちんと並べて葉を並べることによって、全ての葉に均等に太陽の光が当たるように調整しているのです。自然のままにしておくと、太陽の光がよく当たる部分、他の葉の陰になってあまり当たらない部分がどうしても出てきます。そこで人の手で、極力均等に当たるような位置に枝を留めてあげるのです。

ところで、ルビーロマンの葉はどんな形だと思いますか?

これが表側から見た葉の様子です。一般的なぶどうの葉と大きな違いはありません。

葉脈が網目状になっていることから、ぶどうは双子葉類であることがわかります。中学校1年生の理科で習う内容ですね。

葉を太陽の光に透かしてみると

このようにきれいに透けて見えます。


今回の取材はここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次回は2週間後を予定しています。